華佗は、中国後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な「神医」である。
「高き医徳」を積みつつも「権力に屈する事を拒んだ事」から「非業の死」を遂げたとされる。
華佗は、お灸で治療する場合は、原則としては1~2穴で、多くても7~8壮だったらしい。
「華佗夾脊」は、本来はお灸治療らしい。
それも足が萎えて歩行困難となった者の治療に用いられたようだ。
お灸による皮膚に対する「熱刺激」によって,身体全体が矯正されることにより,当初はバラバラであった穴が結果として、脊柱を挟む形で整列するようだ。
お灸による骨格調整である。
夾脊 別名:華佗夾脊
取穴 背部、第 1 胸椎棘突起から第 5 腰椎棘突起までで、それぞれの棘突起下縁と同じ高さで、後正中線の両外方 5 分に取る。
左右各 17 穴、計 34 穴。
主治 胸腹部の慢性疾患(特に肺結核)