骨髄が弱いと、頭蓋や脊柱が固くなり、部分的に圧通が生じることが多い。
骨、髄は、奇恒の府であり、腎との関係も深い。
髄が集まったものが脳となる。
現代医学的には、脳が体を支配すると考えると、その重要性がわかる。
骨髄が弱いと風邪をひきやすくなると思う。
骨髄が炎症を起こすと痛みが強くなることもある。
骨髄は、督脈との関係もあると思う。
風邪の流行は、すでに始まっている。
主な症状としては、例えば、喉の炎症がある。
沢田先生は、喉は腎と関係が深いとよく言われていた。
また台風による気圧の変化から、症状が悪化することもある。
腎臓の機能低下から、大腰筋が萎縮して、股関節周囲の靭帯、腸骨大腿靭帯、仙腸骨間靭帯の問題が連鎖的に悪化して、脊柱・骨盤が傾き、その結果として腰痛が起こることもある。
骨髄機能の向上のためのお灸としては、督脈にお灸をする方法もあると思うが、この方法は炎症を強めてしまうこともあり、難易度が高い。
腎機能向上のためのお灸を行うことも効果的である。
症状へのお灸というよりは、全体的に元気するためのお灸を行うことで、症状に対応する施術を行うことの方が有効なこともある。