肩こりには、いろいろな状態があります。
重く詰まる感じ、動かすと痛い、筋肉がひきつるなどがあります。
肩こりとは、筋肉の持続的な緊張により神経や血管が圧迫され、それに伴い産生される神経刺激物質により知覚神経が刺激されて起こるものです。
肩こりの主要な筋肉は僧帽筋であり、脾臓・リンパ系と関連します。
症状部位としては、首、肩、肩甲骨のあたりの筋肉となることが多いです。
肩こりが、脾臓・リンパ系と関係しているため、免疫力の弱さが目立つこともあります。
お灸では、肩周辺の圧痛点に対して施術を行うこともあります。
また肩こりの場合、頚椎が前弯していることもあり、頚椎の圧痛点に対する施灸を行うこともあります。
施術としては、免疫力を上げるお灸を行った方が効果が高いです。
リンパは、小腸とも関係が深いので、腹部へのお灸が有効なこともあります。
肩こりには、臍への塩灸も有効です。
臍への塩灸は、小腸に対してダイレクトに効果がある場合があり、脳の活性化にもつながります。
脳の活性化は、免疫力の向上につながります。
脾臓への温灸アプローチもあります。
また脊柱起立筋へのお灸を行い、脊柱起立筋の緊張を緩和させて、脊柱の可動性を回復させることで効果を狙うこともあります。
背部の筋肉では、菱形筋の圧痛点に対する施灸が肝臓に関連する肩こりには有効なこともあります。
肩甲挙筋の圧痛点に対する施灸は、胃と関連する肩こりに有効なこともあります。
個人的には、肩こりでも腹部温灸施術が有効だと思っています。
肩こりには、お灸による免疫力の強化です。